1967年、ツイッギーというキュートな女の子が来日し、日本中の女性にミニスカートを流行させた。彼女の容姿や、ファッション、ブームの全てが私の心を射止めたの。まさに、当時の女の子達と同じ気持ちになったというわけ。それからというもの、ツイッギーのような服が着たいという一心で古着屋さんに通うようになったの。そして今や、私の部屋は洋服でぎっしりと埋め尽くされている。そのうち9割が古着。
古着は新品と違って、運命的な出会いをするしかないのが愛おしい。サイズがぴったり合えば、ちょっぴり高くても購入しちゃう。だって、当時、私と同じ体のサイズで、同じセンスの女の子がこれを着ていたと思うと他人事とは思えないもの。その女の子に思いを馳せるのだ。逆に、サイズが少し合わなくても、お直しをしたり、ボタンをつけたりと、一手間かけることで愛着もひとしお。なんてったって、昭和の服は生地も仕立ても良くて丈夫。ボタンもハイカラ。ブランドやオーダーメイドの品も多く、お宝探しのようなものよ。さらに愛すべきは、来年着ても、5年後に着ても、流行り廃りがないところ。だってそもそもだもの。実際、私のインスタなどを見れば、だいたい毎年、お気に入りの同じ服を着て登場しているわよ。
さあ、お気づきでしょうか。そう、私はとても自然に「サステナブル」な生活をしてきたってわけ。古いものが好きとか言いながら、ついつい時代の最先端を走ってしまうというのがアマイワナよね。

RELEASE
2022年6月22日(水) リリース 配信シングル
『YU・A・MI』