アーティストの中身を深堀りするメディア

2022.3.31 - COLUMN B-SIDE

blondy Gt/Vo.オクノリクにとっての「向き合うこと」のNAKAMI

僕にとって向き合うことの「NAKAMI」は、一つ一つに思いやりを持って素直になることやと思ってます。

僕はblondyというバンドで曲を作ってます。

今は弾き語りで持ってって、それをみんなで一からアレンジしてます。

一からアレンジする中で、やっぱり意見がぶつかって、メンバーの誰かがモヤってしたまま話が進んでしまったりするんですよね。

うちの場合そのままやってると、いつも弾いたり叩いたりしてるフレーズにメリハリが無くなってきたり、ノリ感が違ってきたりして。

あと、当たり前かも知れないですけど、普段の生活の中で悩みがあったりしても同じことが起きます。

僕は初め、バンドの為だと思って何でもハッキリ言ってました。メンバーもそんな感じでした。

みんなバンドの為にやってるのに、スタジオの中はだんだん息が詰まるような、そんな感じになっていきました。

ある日、ドラムの大地が僕に「色々言い方が悪すぎる」って伝えてくれました。その時、何を言ったか覚えてないんですけど、多分色々と何か反論したと思います。

その日からずっと考えました。バンドに向き合ってハッキリ言ってたことの何が悪かったんか。

バンドは生き物やと思ってます。調子がいい時もあるし、悪い時もある。音には怒り、悲しみ、喜び、色んな感情が宿ってます。

blondyという生き物を動かす血や音に宿る感情、それは僕、大地、茜、三人の全てが混ざり合って出来たもの。

三人のうち誰かの身体や心の調子が悪くなれば、バンドの調子も悪くなります。

僕は、一人一人の心とちゃんと向き合えてなかったことに気が付きました。

向き合うということは、思いやりを持って素直になること。

相手のことを知って、理解して、自分の素直な思いを伝える。

そこでやっと、小さな光が生まれるんやと思います。

仕事、友達、恋人、家族、政治、戦争、音楽、何でも目を逸さずに考えて、素直であり続けることはほんまに難しい。

僕自身まだまだやと思ってます。

ピースフルな世界、みんなで作っていけたら良いなって思ってます。

BIOGRAPHY

奥野陸(Gt/Vo) 濱田大地(Dr/Cho) 木下茜(Ba/Vo) 2018年5月結成。サポートベースを加えた3人で活動。
・2018年9月 1st demo 「日常の中で」をリリース。
・2019年9月 1st mini album 「LAST」をリリース
・同年11月 Ba.木下茜 正式加入
・2020年9月 両面A面シングル 「この街を出て/サマードリーム」をリリース。
・2021年9月 デジタルシングル/ZINE 「環状線に乗って」をリリース。

RELEASE

1st demo『日常の中で』

1.日常の中で
2.White
3.レモネード

¥1,000(Tax Out)

1st mini AL『LAST』

1.united
2.haruka
3.手紙
4.九月

5.you
6.グッドバイ
7.日常の中で
8.向日葵

¥1,000(Tax Out)

両面A面シングル『この街を出て/サマードリーム』

1.この街を出て
2.サマードリーム

¥1,000(Tax Out)

デジタルシングル/ZINE 『環状線に乗って』

1.環状線に乗って
2.頼りない天使(Fishmans cover)
3.orange (acoustic ver)

¥700(Tax Out)

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