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2023.8.2 - COLUMN B-SIDE

Eardrum Recollection – #1 YUGO.

匂いは記憶と直結するらしい。では、音楽はどうだろう。
ふとテレビから、ラジオから流れる曲。はたま誰かが口ずさんだ曲が、自分の記憶と直結する瞬間があるのではないか。
その瞬間が人類の数だけあるとすれば、何万曲、いや何億曲と出てくるはず。そんな興味が沸いたので、ヒトに聴いてみたくなった。そんな新連載。
Eardrum=鼓膜 / Recollection=記憶,回想(collection=記憶のコレクション)
略して #イアコレ

企画・冒頭文:MIYABI

YUGO.

2015年よりYUGO.という名義で作品制作とクライアントワークを本格的に始動。
パンクやロックミュージック、それらのカルチャーから影響を受け、その作品には、社会に対する反抗・憤り等、風刺の効いたモチーフが多く用いられる。
ロックバンド/ミュージシャンへのデザイン提供を中心にアパレルブランドの店舗ビジュアルや音楽イベントのアートプロデュース等も行う。

01. 「失恋」のイアコレ

Oh Caroline – The 1975

失恋の定義は人それぞれで、相手に気持ちを伝えないままこちらが勝手に失恋をした経験も含むなら、自分は人生にかなりの失恋をしてるはず。
だから失恋したときに聴いた音楽なんていちいち覚えていない。
なので、次に失恋したときはこの曲を聴こうと思う。

02. 「絶頂」のイアコレ

I Wish I Was Someone Better – Blood Red Shoes

速い、うるさい、かっこいい、この曲しかない。

03. 「鬱」のイアコレ

Idioteque – Radiohead

鬱といえばトムヨーク。
自分の精神が落ちてるときはレディオヘッドが無性に聴きたくなる。
鬱であることもアートとして楽しんでそうな彼を見ていると元気になって鬱が治る。

04. 「集中」のイアコレ

Mine – Finom

集中すべきときに音楽は聴かない。
理由は音楽が好き過ぎて気持ちを全て音楽に持っていかれるから。
でも、集中する前のスイッチを入れるために一曲聴くならこれ。

05. 「泥酔の後」のイアコレ

Kids 1995 – Been Stellar

酔っ払ってぶっ倒れてる自分の姿に、BGMとしてこの曲を添えたら素敵な絵にでもなりそう。
ならないか。

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