題名の「脳心」は造語です。
突然ですが、ふと疑問に思ったことがあります。
「心は脳にあるのにどうして胸が痛くなるのだろうか」と。そこで思いついたのが「脳心」。よくわからんですね。
はじめまして。
ego apartment というバンドで活動させて頂いておりますDynaと申します。
宇宙のことを考えたら眠れなくなる、とよく耳にしますよね。
ですが残念ながら僕はそんな壮大なことを考える脳は持ち合わせておらず、もっと規模の小さなことをたくさん考えています。
その一つとして最近僕の中にある疑問は、お題にもある通り。「人間は脳で物事を判断するはずなのに何故悲しい気持ちになったり切ない気持ちになった時、直接脳ではなく、胸が締め付けられるような感覚になるのか」です。
たぶんもうとっくに科学で証明されていることだと思う。
きっと身体中に血を運ぶポンプの役目を果たしてくれてる心臓さんがどうのこうのだろう。
今時、調べたらなんでも、いつでもスマホでわかる時代。
無知は恥だ。ともよく耳にします。僕もそう思う。
けどもし全て調べてることができてしまって、世界の全てをわかってしまったら?きっと人生に色がなくなるとおもいます。それは物理的で視覚的な色ではなく、心の色です。
限られた情報と頭の中での妄想がベストなタイミングで重なった瞬間に人は「わくわく」するのではないだろうか。と思うのです。
ロマンという言葉が僕は好きです。
そうです。ある種の無知であることは、ロマンチストであるということかもしれません。
例えば全てを理解した人と会話するとしましょう。きっと論理的で的確な会話が進むでしょう。
ですが前者はどうでしょう。正解ではないけど、わくわく(心が動く)する会話になると思います。
僕は心が動く人と会話がしたいな〜。
時と場合にもよります。仕事の会議などではもちろん論理的に的確な会話で会議を進めた方がいいに決まってますよね。
携帯も同じで、もちろんあったほうが便利だし、人間にとって必要不可欠なツールになってると思います。
携帯のある今の世界では、聴きたい音楽があれば検索してすぐにその場で聴ける。
一方携帯のない世界では、聴きたい曲があったらCD屋さんに行き、目当てじゃない曲も収録されているアルバムを買う。(大体3,000円と、決してお財布には優しくないお値段)
それに携帯のない世界では、好きなアーティストの情報をリアルタイムで知る事は至難の業。
本屋さんを何軒もハシゴして、そのアーティストが出て「いる」雑誌「を」探しまわったりと…
そう、不便なんです。
けど、お小遣いをはたいて買ったアルバムは全曲覚えるまで何回も繰り返し聴き、気づいたらお目当てじゃなかった曲を好きになっていたり。
最後の一軒でようやく目当ての雑誌が買えて、好きなアーティストのインタビュー記事が読めた時の喜び。
故に惹かれる、魅力的に感じるんです。それは頭(脳)では説明できない非現実的な考え方で、心(わくわく)が動いてるのかもしれませんね。

RELEASE
第8弾シングル『Loose』
国内外問わず、数々のプレイリストや Early Noise 2022 アーティストに選出され話題のエゴアパが創り出すオルタナティブ・ロック