東京で活動するインディーロックバンドFilmlandによる最新配信シングル。
北欧インディーの空気感を纏った本楽曲は海外に視野を向けつつも彼ら自身が大切にしている日本語詞で歌い上げた、彼らの思い描くJ-インディーの境地。
シーケンスや目まぐるしく変化するビートが鮮やかに組み込まれつつ、終盤に向けて徐々に花開くダイナミックな音像はどこまでも伸びるパラボラ(放物線)の様な広がりのある作品となっている。また、本作はミックス・マスタリングをメンバー(Ba)であるSota Okamuraが担当しており、今作のサウンドには、DIYならではの宅録インディーの空気感と北欧の音楽性を彷彿とさせる壮大なスケール感、一見相反するような二つの垣根を越えようと試みている。
また、Music Videoにおいても、メンバー(VJ)であるTakafumi Hinoが監督・制作を担当、楽曲の展開や歌詞を活かし切った、繊細であり、ドラマティックであり、一時の解放感が広がる作品に仕上がった。なお、Takafumi Hinoは今作のジャケット画像も手掛けた。

