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2022.5.20 - INTERVIEW B-SIDE

愛はズボーンのオリジナリティの秘密は?メンバー4人のパーソナリティに迫る。

愛はズボーンのパーソナリティ(人の個性や人柄。心理学では、人間の行動や判断のもとになる考え方や傾向のことを指す)、つまり彼らの「NAKAMI」の一端を知るために、全員に違う質問を用意し、答えてもらった。独特な歌詞とサウンドが織り成す唯一無二の楽曲。ひょっとするとこの答えの中にそのオリジナリティの答えがあるかも…しれない。

取材・編集:YUTO
photo:うつのみや @mrhyoe

金城昌秀(Gt/Vo.)

-金城さんにはMV撮影秘話をぜひお聞きしたいと思います。

了解です!今回もMV監督やりました!今回はカメラマンのうつのみやとthe McFaddinのVJでもあるRyomaと3人で作った映像です。
これがまた面白くて、誰かと2人で作るとバンマス兼監督のぼくの意見が通りやすくなっちゃうし、誰かに監督やってもらうとその人の意見を多く反映しちゃうんですよね。でも3人で作ると常に全員がベストな意見を求め合っている状態が続くんです。
そこがヒリヒリするし、でもみんなプロだからまとまってるようにも見える。三位一体、三つ巴。ハイクオリティかつ、不思議な映像が完成した秘密はここにあります。

GIMA☆KENTA(Gt/Vo.)

-では、GIMAさんには好きな映画を語ってほしいと思います。

「男はつらいよ」ですかね。よく友達から「男はつらいよ」なんで見てないの?とか言われたり、堺FANDANGOの加藤鶴一さんがよくこの映画のことを話してくれたりと、ずっと見たいとは思ってるけど見てない映画として存在してた「男はつらいよ」をステイホーム期間中に一本見てみたんですよ。
痺れたねぇ。寅さん本当かっこ悪い。
ドジでバカで弱虫で、家族や仲間に厄介ばっかりかけるのに、いっつも笑って、人のことばっかり考えてる。なんか寅さん、それをやっちゃあおしめぇよ。って何度も思うし、でも気持ちも凄くよく分かる。「男はつらいよ」を見るときは昔からの友達に会いに行く感覚で見ています。
それにしても、弱い男ではありたいなぁ。それを隠さず曝け出し、心の向くまま気の向くままに、まさに風のようにフーテンで、美しい日本の景色を堪能しながら、その土地土地の仲間と歌を歌い、酒を飲む。寅さんいいなぁ…。って思いながら書いてたけど、俺も気づけばそんな生活してるやん。なんてこっただ、まったく。
あぁ、早くツアーに出て会いたい人に会いたいなぁ。

白井達也(Ba.)

-では、白井さんにはスタジオルーティーンをお聞きします。何かありますか?

いつも愛はズボーンはスタジオ前にチームミーティングをします。スタジオでなにするか話しておく、とかではなく今後の活動についてとか。それが長引いてスタジオ時間が削れることもしばしば。
長尺のライブ前になると曲と曲の繋ぎを作ったり、昔の曲をやったりでそのあたりを重点的に合わせたり。
新曲を作っている時期だったらその曲の細かいところを詰めていってメンバーひとりひとりの「ここがなんか気になるねんなーもっとよくなる気がするねんなー」みたいなところを良くしていく作業に使うことが多いです。
一部分をカッコ良くするのに3時間かかるとかザラにあります。「これで完成!!」って思っても絶対どこか気になるところが出てくるんですよね。

富永遼右(Dr.)

-では最後、富永さんにはファッションのこだわりを語ってほしいと思います。

うーん…。系統をしっかり考えてコーデ組むことを意識してます。この服とこの服を合わせたらパンクっぽいなぁ〜とか、これとこれはストリートっぽいなぁ〜など系統に分けて組むのが大切ですね。持論ですが、今まで生まれてきたファッションのポイントを一つ一つ押さえていくのがオシャレに繋がっていくと思います。なのでトレンドに流されたくない人はヴィンテージ買いましょう。一番楽でオススメです(笑)

BIOGRAPHY

2011年7月結成 大阪アメリカ村を中心に活動。メンバーそれぞれが音楽のみならずアート、ファッション、 ゲーム配信など多岐にわたる発信をしている。

まじかるむじか

RELEASE

4月6日(水)
デジタルシングル『まじかるむじか』

WORDS:金城昌秀 , GIMA☆KENTA
MUSIC:愛はズボーン
Recording & Mastering Engineer:荻野真也
Recording Place:SHINSAIBASHI ANIMA

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