アーティストの中身を深堀りするメディア

2022.10.11 - COLUMN B-SIDE

真舟とわにとっての「涙」のNAKAMI

私はいわゆる泣き虫。
小さい頃からすぐ泣く子でした。

保育園や学校に行く前は「行きたくない。」と泣き叫び、帰る時には「まだここにいたい。」と言って泣くという意味のわからない面倒な子供をやっていました。

先生が友達を叱っているのを見ると
私も叱られている気分になって涙が出てくるし、
勝手に頭の中で現実を進めて、起きてもいないことに怯えて
泣いていることもありました。

いわゆる大人になった今でも
映画館では未だに予告映像だけで感動して涙が出てくるし、
花火の一発目は必ずといっていいほど
圧倒されて泣いてしまいます。

大きなライブの前は、不安や緊張、
よく分からない感情が溢れすぎて涙が出るし、
最高のステージを終えて喜びを噛み締めている時も涙が出ます。

どう抵抗しようとしてもじわじわと溢れてくるコイツを、
私はコントロールできないと長年の付き合いから重々知っているから、
最近は休戦し、お互いに好きに自由に過ごしています。

最近はそんな泣き虫な自分が少しだけ愛おしくって、
涙を流すことも時には必要なのだなと思っています。

いちばん最近の涙は、酔っ払っていた友達のもらい泣きかな。

私はきっと、これからもコイツと一緒に
朝起きて夜は眠って、少しずつ進んでいくのです。

でもできることなら、嬉しい涙がたくさんだといいな。

BIOGRAPHY

パステルカラーが浮遊するような純粋な声で紡がれる、素朴で柔らかな歌の数々。スガシカオやSIRUPのオープニング・アクトを務め、関取花や空音、kojikojiと共演する等、注目を集めている。弾き語りの他に、バンド編成である真舟とわwithヒュードロドンとして活動。2022年4月6日にデビューアルバム『ルルルのその先』をP-VINE RECORDSよりリリース。

RELEASE

Debut album『ルルルのその先』
1.ようこそ
2.はじまる
3.koe
4.あなたの住む街
5.夏の予感
6.かける!
7.愛しい世界
8.ainoyukue
9.Boy
10.goodnight
11.朝を呼ぶ

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