アーティストの中身を深堀りするメディア

2022.4.2 - COLUMN B-SIDE

The コットンクラブ Gt/Vo.塚田リョーヤにとっての「長い髪の毛」のNAKAMI

イギーポップ、ジョーイラモーン、マークボラン、森田童子、俺。髪が長いお友だち。皆、ロックスターなんでさ。皆違ってみんないい。

さて、俺は髪が長い。伸ばすのには、並々ならぬ忍耐力と精神力がいる。ということもなく、俺の場合、美容室代をケチってさ。自分で切れる前髪だけを、前が見えづらくなればチョキチョキ切る。

そういう日々を考えもなく重ねてきた結果、ただそういう成れの果てで、長い髪の俺が今ここに存在している。後ろ髪を切ってくれる恋人でもいれば、今ここに、長い髪の男はいなかった。こういう俺も、パーマをあてに一年に一度くらいプロに髪を整えてもらう。いつも決まって参考に見せる写真がある。ジョーイラモーンが仔猫を抱えてる写真なんだけど、店員さんも俺の趣味嗜好わかってくれてる気がするので、注文通りにしてくれるし、いつもお話してくれる店員さんの存在がありがたい。

そういえば、前に読んだミックジャガーの本でローリングストーンズに加入するには髪が長くなくちゃいけないって言ってたな。男の子みたいな、女の子みたいな感じで行きたかったのかな。その感覚は共感するところもあるんだけど、俺の場合、男らしいとか、女らしいとか髪の毛だけで決めやがって、と後ろ髪掴みたくなる。

ただ、やっぱり髪が長いことは一般的じゃないのよね。だからこそ、俺は髪を長くしてる気がする。もし、そこらへんのやつ皆が髪を長くし始めたら、俺はバッサリ短くしてやる。ただの目立ちたがりの捻くれ者なんだな。

そろそろ結論の時間だね。
長い髪はね、ハッキリ言ってご飯食べる時、邪魔だし、髪洗うのも乾かすのも大変だし、夏は暑いし、バイトの面接は髪型のせいで落ちるし、この長い髪ってのは、本当手間ばかりかかるの。手間がかかるからこそ、このヘアスタイルに執着ともいえる愛着が生まれている。

髪型もファッション。俺は流行りは追いかけないし、追いつけない。変わらないロックスターをずっと追いかけている。俺は今のところ、長い髪で生きている。
ロックンロール。

BIOGRAPHY

今泉発・メランコリックパンキッシュバンド。日常と空想の狭間に影を落とす憂鬱な出来事たちを、スタイリッシュなパンクサウンドに載せて希望に変えて叫ぶ。荒削りながらもソウルの詰まったパフォーマンスは、観る者に響き心を動かす。

SCHEDULE

2022.04.24 SUN
BAD KNee ROCKs!! Vol.2
at culture spot BAD KNee LAB. / CAFE&BAR GULDILOCKS
チケット: 10時間飲み放題付きチケット ¥4,500
購入: https://badknee.bitfan.id/


2022.04.28 THU
主催イベント
KIDS (L)ON(E)LY DANCE!!
at culture spot BAD KNee LAB.
チケット: ¥1,500(ドリンク代別途 / ワンドリンク¥500 もしくは飲み放題¥1,500)
購入: https://badknee.bitfan.id/

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